AIでLPの構成・デザイン案を素早く作成する方法

AIを活用してLP（ランディングページ）の構成やデザイン案を素早く作成するには、「構成（ライティング）」と「ビジュアル（デザイン案）」の2ステップに分けてAIを使い分けるのが効率的です。

以下のステップで進めると、数時間かかっていた作業を数分〜30分程度に短縮できます。

1. 構成案・コピーライティングの作成

まずは、LPの骨組みとなる「PREP法」や「PASONAの法則」に基づいた構成をAI（ChatGPTやGeminiなど）につくってもらいます。

手順

ターゲットと目的を明確に伝える

「30代の共働き世代向け」「時短家事サービスの申し込みがゴール」など。

プロンプトの例

「〇〇（商品名）のLP構成案を作成してください。ターゲットは△△で、解決したい悩みは□□です。PASONAの法則に基づき、各セクションの見出しと、盛り込むべき具体的な要素（キャッチコピー、ベネフィット、お客様の声など）を提案してください。」

ブラッシュアップ

出てきた案に対して「もう少し信頼感を出すために権威性のセクションを追加して」などと追加の要望を加えて、精度を高めます。

デザイン案・ワイヤーフレームの生成

構成ができたら、次は視覚的なイメージを作成します。

A. テキストからデザインを生成（生成AIツール）

v0 (by Vercel)

UIデザインに特化したAI。テキストで指示するだけで、ReactやTailwind CSSを用いた高品質なWebデザインのコードとプレビューを即座に生成します。

Relume

サイトマップやワイヤーフレームをAIで自動生成してくれるツールです。Figmaとの連携が非常に強力です。

B. 画像生成AIでビジュアルイメージをつくる

Midjourney / DALL-E 3

「モダンなWebサイトデザイン, 美容系, ミニマル, UI/UX」といったプロンプトを入力し、メインビジュアルや全体の配色イメージを生成します。これをデザイナーへの指示書やムードボードとして活用します。

3. デザインツールへの落とし込み（Figma等）

FigmaのAIプラグイン

MagiCopy（コピー生成）」や「Wireframe Designer（ワイヤーフレーム生成）」などのプラグインを使うと、Figma上で直接デザインの土台が完成します。

Figma-to-Code

デザインが固まったら、Figmaからコードを書き出すプラグイン（Framerなど）を使うことで、実装までのスピードをさらに上げることができます。

効率化のための比較表

工程	推奨AIツール	得られる成果物
戦略・構成	Gemini / ChatGPT	構成案、キャッチコピー、訴求ポイント
UIデザイン案	v0.dev / Relume	コーディング可能なUI、サイト構造
ビジュアル制作	DALL-E 3 / Midjourney	メイン画像、配色イメージ、アイコン
最終調整	Figma (AI Plugins)	高精度なプロトタイプ